東北の西北編：2日目_5

東北の西北編2日目その2。

前回は、金ヶ崎温泉への道ファーストステージ
…まで。


ロープを伝って降りていきます。
手と足、一度に動かすのは一本ずつ。



振り返ると崖下。
どこの誰がいつ打ったともしれないロープに身を任せるのは正直すごい抵抗があるのですが、どうもなんかここ「これでしくじって死ぬならしょうがないかなー」とふらふら思っちゃう謎の魅力があるようなないような。



そうは言っても足元がザラッと崩れるとこの暑い中でも鳥肌が立つ。
砂岩だから余計に脆い。



少しでも軽くするため荷物はカメラ・タオル・ペットボトルの最低限。
後は崖の上に置いてきました。



崖下到着。
足に縦方向に重力を感じるとホッとする。



道らしきものはなし。
前回は右手に進んで行き止まりでタイムアップでした。
よって今回は左へ進めば見つかるはず。



遮るものがない日差しと熱を持った岩で両面焼き状態ですが今日は風があるからマシ。



迂回ができない岩壁とかもあるのでもたもたと這い登る。



巨大な石柱。



200メートル進むのに30分。



んん？



これか。
これなのか。
これでいいや。



赤いバケツは有志によるものか。



雨水かタイドプールの可能性もあります。
指につけてなめてみると温度はほぼ常温でほのかな潮の味。
ふむ。



底の穴から十数秒おきくらいに気泡が湧く。
やっぱりこれだ。
脱衣！



秘湯に入りながら日本海を拝む。
実際はせいぜい腰までしか入れないしぬるいし日差しはキツイし大したことはありません。
でも最高。



よき風呂でした。


東北の西北編2日目その5、以上です。

次回、帰還。

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